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医療用ウィッグサロンづくりへの取り組みセミナーを開催しました

 滋賀県理容組合は、令和3年11月1日(月)午前10時からコミュニティセンターなかさと・大ホール(野洲市)にて、木村 有貴 全理連中央講師・医療用ウィッグ講師をお招きし、『医療用ウィッグサロンづくりへの取り組みセミナー』を開催しました。

 

 医療用ウィッグとは、抗がん剤治療による脱毛などでお悩みの方が、一時的に着用するウィッグのことで、今回のセミナーでは医療用ウィッグの提供にあたって、がん患者さんと向き合う際の注意点、ウィッグをカットする際のポイントなどを学びました。

 

 抗がん剤をはじめとする薬物療法の副作用による外見の変化(脱毛、爪、皮膚の変化など)や、外科治療によるキズ痕などの変化がもたらす精神的ストレスをやわらげ(アピアランスケア)、患者さんが自分らしく自信をもって社会生活を送れる環境をめざす社会貢献事業として、全国理容連合会が令和2年度生活衛生関係営業対策事業として取り組んでいます。滋賀県でも髪の専門家であるわれわれ理容師が、適切な助言のもと医療用ウィッグを提供できる体制を整えるため、滋賀県理容組合が企画・開催しました。

 医療用ウィッグの購入費用は県内の複数自治体が公的補助の対象と発表しています。
受講者には修了証が授与され、全理連ホームページでは「医療用ウィッグ取扱サロン」として今後店舗名が紹介されますので、医療用ウィッグに関するご相談は修了証、ピンクのポスターのあるお店、または組合事務局までお問合せ下さい。

 

 

 なお、この『医療用ウィッグサロンづくりへの取り組みセミナー』は、昨年度開催を予定していましたが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に配慮して延期となり、今年度、万全の感染対策(受講者名簿の作成、検温、手指消毒、会場の換気)にくわえ、受講者間の距離を十分にとれる会場での開催となりました。